日本政策金融公庫とは、民間の金融機関を補完することを目的として設立された政府全額出資の金融機関です。
日本政策金融公庫から融資を受けるメリットとして、創業時から利用することのできる融資制度が用意されているため、創業して間もない会社にとっては創業融資を受けやすいことが挙げられます。
また、政府系の金融機関であるため、民間金融機関より低金利で融資を受けられます。

一方、審査に時間がかかるというデメリットがあります。
民間金融機関は一週間程度で審査が終わるのに対し、日本政策金融公庫の審査は3週間~1か月ほどかかります。
日本政策金融公庫から融資を受けるには、民間金融機関と同じように審査を通る必要があります。

まず、融資を申し込むと、約1週間後に面接日が決められます。
その際、決算書、事業計画書などさまざまな書類が必要となります。
その中でも、事業計画書が最も重要視されます。
創業してまもない企業の場合、過去の実績をもとに判断することはできないため、どのような事業を考えているのか、どのように利益を生み出すのかなど、詳細にわかりやすく説明する必要があります。

また、面接では、その事業を始めようと思った動機や、事業の実現可能性などについて聞かれます。
事業計画書や面接で、審査担当者を説得しなければなりません。

これらの準備はひとりでも行うことが可能です。しかし、税理士に頼ることで、計画書作成や面接のサポートが可能です。
また、税理士の同行がれば審査をスムーズに終わらせることができます。

大木昭生税理士事務所は、新宿区、高田馬場を中心に東京都、埼玉県で広く活動しています。
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