M&Aや事業譲渡によって会社が吸収合併などされる場合に、売り手側で勤務していた従業員の立場はどのようになるのでしょうか。事業譲渡や事業売却した社員に対しては一般的に次のような待遇になります。

①一般的に売却側の従業員は買収側の会社でそのまま勤務できる
売却側の従業員はそのまま買収側の会社で勤務することが出来ます。買収側には資金が潤沢にあるケースが多いので、買収と同時に解雇されることは多くありません。
②雇用契約は結びなおすことになる
事業譲渡等された後、雇用契約をそのまま継続する際には、売却側と買収側のそれぞれの承認が必要になります。一般的には前の会社との契約が終わって、新しい会社と契約を結びなおすという手続きになります。
③退職する場合には、退職金は売り手側企業が支払う
買収と同時に退職する場合には、退職金は売り手側の企業が支払います。もちろんそれまでの給料等もすべて売却側企業の支払い義務があります。

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